日々のあぶく

こだわらないゆるゆるライフ

ほうれんそうはないています

東日本大震災に伴う原発事故を受けて出された絵本「ほうれんそうは ないています」。

原発事故によって、空と海と土が汚され、「美味しく食べてもらいたい」と願って大きく育ったほうれんそう、お米、魚、牛…。
食べてもらえなくなって悔しいみんなの気持ちを絵本にしています。

放射能汚染のことがよくわからなくても、人間のエゴで起こした災害のせいで自然や食べ物や育てている人が泣いている、ということがよくわかります。

文は「がんばらない」で有名な医師、鎌田 實さん、おかあさんといっしょ「ともだち8人」の長谷川義史さんのダイナミックな絵で、悔しさ、悲しさがとてもよく伝わってきます。

今年の第20回日本絵本賞の候補絵本です。